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クリームソーダ・ニュースタイル

クリームソーダ・ニュースタイル

古くから喫茶店などで親しまれているクリームソーダ。グリーンのメロンソーダに丸いアイスとチェリーがのるスタイルが定番ですが、最近はさまざまな色やトッピングを楽しめるものが続々と登場しています。レトロなムードがありながら、新感覚を楽しめるクリームソーダと夏のひと時を過ごしてみませんか。

ハラペコラボ ミュージアムショップ&カフェ

まるで宝探し!グラスできらめく“こうぶつヲカシ”

野間大池公園のそばに2020年秋にオープンした「harapecolab(ハラペコラボ)ミュージアムショップ&カフェ」は、まるで鉱物や宝石のような琥珀糖「こうぶつヲカシ」で知られる、食とアートを融合させたフードクリエイター集団「ハラペコラボ」のショップ&カフェです。

本物と見間違えそうなほどリアルに作られた「こうぶつヲカシ」。ジュエリーブランドから宝石をテーマにしたお菓子の依頼を受けたことで生まれたそうです。寒天、砂糖、水から作られる琥珀糖。宝石のような色とりどりの「こうぶつヲカシ」は天然由来の色素を使用して作られており、一つひとつ異なる味わいを楽しめるのも特徴です。企業とのコラボレーションや美術館のグッズになるなど全国的に注目を集めています。

「選べる自家製シロップのクリームソーダ」(770円)は、5~9月頃の限定メニュー。ピューレ状のシロップは旬のフルーツを使った自家製で、写真のマンゴーのほか、キウイ、ブルーベリー、いちごから選ぶことができます。グラスの中には「こうぶつヲカシ」やフルーツ、アイスがたっぷりと詰まっています。

自分でソーダを注いで完成させるのも楽しみのひとつ。食べ進めているとグラスのなかから「こうぶつヲカシ」が思いがけず出てきたりして、まるで宝探しのようです。シャリッとした食感の琥珀糖がソーダと一緒に味わうことでプルンとした食感に変化するのも面白いですね。

ほかにも、自家製シロップや粒あん、フルーツ、白玉、「こうぶつヲカシ」の彩りに目を奪われる夏季限定の「花のかき氷」も人気。キラキラと輝くデザートは、食べる前から気分が盛り上がること間違いありません。

カフェでは、野菜をたっぷり使用したランチやさまざまなデザートを楽しむことができます。

食×アートをテーマに掲げる「ハラペコラボ」ならではのオリジナルグッズは‟ミュージアムショップ”で販売。「こうぶつヲカシ」のほか、カフェで使用している額縁をモチーフにしたアートフードプレート、テーブルに敷けば直接フードを並べられる「サラダロードシート」など、ユニークかつセンスあふれるさまざまなアイテムが並びます。

●ハラペコラボ ミュージアムショップ&カフェ

住所:福岡市南区大池1-26-7 義道ハイム1F
電話:092-710-1136
営業:11:30~17:00(OS16:30)※ランチは~14:00(OS)
定休日:日・月曜、祝日 ※祝日に営業する場合はインスタグラムで告知
アクセス:西鉄バス「野間大池」バス停より徒歩4分
ホームページ: https://harapecolab.com/
Instagram: @harapecolab

ここにかたる。

定番だけで7種類!迷うほど豊富なクリームソーダ

薬院大通りにある「ここにかたる。」は、福岡のクリームソーダ好きにはおなじみのカフェ&ダイニング。イタリアンをベースにしたランチ&ディナーや手づくりのスイーツ、多彩なお酒などを楽しめるお店です。

店名には、この場所でお客さん同士やスタッフが“語る”ことで新しいことが生まれる場になればという思いが込められています。店主・佐々木崇さんは料理やデザートの創作アイデアに溢れる方で、例えば卵をエスプーマ状にした「フレアオムライス」など、ほかではなかなかお目にかかれないメニューも。そのアイデアの豊かさは、いまや看板メニューのひとつにもなっているクリームソーダにも表れています。オーソドックスなメロンソーダのクリームソーダに始まり、ホワイトチョコとミントのシロップで作る「チョコミントクリームソーダ」(750円)や北海道産の赤肉メロンのシロップを使用した「ちょっと贅沢なクリームソーダ」(850円)など定番メニューだけで7種類。曜日や天気限定メニューも合わせると9種類にも及びます。

左は7~8月限定(予約)の「スイカのクリームソーダ」(900円)。フレッシュなスイカでつくる自家製ジュレをソーダで割ったもので、ジュレには種に見立てたチアシードが入っているのもユニーク。程よい甘さで夏らしさ満点の一杯です。

定番の「ラベンダークリームソーダ」(850円)は、ラベンダーシロップにレモン果汁を加えた爽やかな味わいのソーダにエディブルフラワーを贅沢にトッピング。クリームソーダは昼夜問わず注文でき、アルコールアレンジも可能です。

デザートも「ここにかたる。」の人気メニューです。「天草塩のガトーショコラ」(600円)は、チョコレートの甘さを塩が締める大人の味わい。ブラックペッパーの刺激とピンクペッパーのアクセントも効いています。そのほかに、夏は桃を使ったパフェも登場します。クリームソーダと併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。

同じ空間には「Garrely4・8・3・0」と福岡・九州発の雑貨を中心とする「福岡生活道具店」があり、食事やお茶と一緒にアート鑑賞やショッピングも楽しめます。

●ここにかたる。

住所:福岡市中央区薬院4-8-30 P&R薬院2F
電話:050-5359-1912
営業:ランチ12:00~14:00、カフェ14:00~16:00、ディナー&バー18:00~22:00
定休日:月曜(祝日の場合営業)
アクセス:西鉄バス「薬院大通り」バス停すぐ
ホームページ: https://www.coconikataru.com/
Instagram: @coconi_kataru_fukuokabar

and喫茶

自分で作ってもOK!雲のような綿菓子のクリームソーダ

カラフルで可愛いクリームソーダはSNSでも大人気。そんなSNSの交流を通して生まれたのが筑後市「and喫茶」のクリームソーダです。

筑後市・羽犬塚中央商店街に2020年3月にオープン。通り沿いから見ると、おしゃれな一軒家カフェですが、建物の奥にあるのは意外にもフィットネスジム。オーナーの美濃光さんは、約10年間病院などで理学療法士として働いた経験を活かし、体を整えて鍛えることを目的とするジム「ミンナノジムMINO」を開設。「この周辺には娯楽が少ないので、ジムで元気になったあとに遊びに行く場所も作りたいと思い、カフェを併設しました」と美濃さんは語ります。

昨年、夏のメニューの考案をしていた美濃さん。青いクリームソーダを思いつき、インスタグラムでアイデアを募ったところフォロワーの方々からさまざまな意見が寄せられたそうです。そこで寄せられた綿菓子を使うという意見を取り入れて誕生したのが「青空クリームソーダ」(600円)。夏限定の予定でしたが反響が大きく、通年メニューとなっています。

グラデーションがきれいな青いソーダが入ったグラスの上には、入道雲を思わせるもくもくとした綿菓子とアイスが。どうやって食べるのか悩ましいところですが、楽しみ方は自由! 綿菓子とのバランスを考えてソーダは甘さ控えめです。

水に弱く、クリームソーダと組み合わせるのが難しい綿菓子。オーダーごとにひとつずつ手作りし、アイスがのせられる程度まで圧縮するので、思った以上に大きい綿菓子が必要になります。綿菓子は自分で作ることもできるので、チャレンジしたい方はスタッフさんに尋ねてみてくださいね。

もともと洋品店だった建物をリノベーションした店内。シンプルななかに温かみを感じる内装は、美濃さんや友人がDIYした部分も多いそうです。カウンター席も新設し、一人でも訪れやすくなりました。

大きなテーブル席のほか、ソファ席も。スパイス感を控えめにし、食べやすく仕上げた台湾グルメ「ルーロー飯」(900円)や九州産牛すじをじっくり煮込んだ「とろとろ牛すじカレー」(860円)などのランチメニューも人気です。クリームソーダのほかにもドリンクやデザートも充実しています。

●and喫茶

住所:筑後市山ノ井233-4
電話:080-7399-4413
営業:11:00~17:00(OS16:30) ※ランチは~14:30(OS)
定休日:日・木曜、祝日
アクセス:西鉄バス「羽犬塚駅前」バス停より徒歩2分
Instagram: @andkissa

※記載している情報は2022年7月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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