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- 2023/06/26 Mon.
【福岡】珈木コーヒー<つるんと涼やかコーヒーゼリー>(2)
気温が高くなるこの時期は、冷たいデザートが恋しくなりますね。つるんとしたのど越しのよさや、ほろ苦い味わいを楽しめるコーヒーゼリーは、大人のおやつにぴったり。コーヒーにこだわりのあるロースタリーやカフェで楽しめるコーヒーゼリーを紹介します。全3回の第2回は福岡市早良区「珈木コーヒー」です。
可愛さ抜群!自家焙煎コーヒーで作るこだわりのコーヒーゼリー
福岡市早良区にある「珈木(こうぼく)コーヒー」は、自家焙煎のコーヒー店。店主の貞弘孝一さんは、大学生の頃、アルバイトをしていたコーヒー店でコーヒーのおいしさに魅せられ、いつか自分のお店を開きたいという夢を持っていたそうです。その後、会社員として働きながら準備をし、2015年にこちらをオープンしました。
住宅街に佇むお店。店名の「珈木」は、貞弘さんが好きな「珈琲」と木工の二つを合わせて名づけられました。
木工の腕前を活かし、内装から棚やテーブルまでほぼDIYで完成した店内。オープン前は豆の販売のみを予定していましたが、近隣の方からの「コーヒーを飲める場所が欲しい」という声があり、カフェスペースを設けたそうです。
カフェメニューの「復刻版 コーヒーゼリーソフト」(790円)は、一度メニューから姿を消したものの、惜しむ人が多く復活したデザート。グラスに入ったコーヒーゼリーにソフトクリームを大胆にのせ、チェリーとコーヒー豆を添えています。とんがり帽子をかぶった妖精のような佇まいが愛らしい一品です。
ソフトクリームの導入時、きれいに形作ることができなかったという貞弘さん。「グラスに入れてしまえばわからないと思って(笑)」とこのメニューの誕生秘話を教えてくれました。ゼリーに使うコーヒーはソフトクリームに合う深煎りのもの。カルダモンで香りづけし、少しだけ甘さが足されています。ソフトクリームの濃厚なミルク感と甘さがカルダモンの爽やかな風味を感じるゼリーとよく合います。
コーヒーゼリーソフトで冷えた口にうれしいホットコーヒー。コーヒー(500円~)はベーシックな「マイルドブレンド」のほか、好みに合わせてシングルオリジンの豆を選ぶことができます。また、コーヒーゼリーソフトと同時注文の場合、ドリンクは100円引きになります。
ホットコーヒーはサイフォンで淹れてもらえます。ネルを通して抽出するサイフォンは、コーヒーオイルを損なうことなく、コーヒーの持ち味をしっかり楽しめるそう。淹れている様子を見るのも楽しいですね。
販売するコーヒー豆は店内の直火式焙煎機で丁寧に焙煎されたもの。コーヒー豆のおいしさはもちろん、日常使いできるように価格のバランスなどを考えてセレクトしているそうです。
ブレンドだけでも5~6種類、シングルオリジンを合わせると約20種類にもなるコーヒー豆が棚に並びます。南米、中米、アジア、アフリカなど産地もさまざま。特にエチオピアやイエメン産のモカにこだわりがあるそうです。また、それぞれの豆には豆のテイスト、甘味、果実感、香り、苦み、コク、焙煎度などの表があるので選ぶときの参考になりますね。
ドリッパーやミル、コーヒーカップなどのツールも販売しているので、自宅でコーヒーを楽しみたい人は選び方などを相談してみてください。
店頭にはバス停のような可愛い看板も。夏は店内でいただけるかき氷も人気があり、特におすすめはコーヒーミルクかき氷とのことです。これからの暑い季節のクールダウンに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
●珈木コーヒー
住所:福岡市早良区小田部5-1-14 アルズフレーム1F
電話:092-844-8007
営業:11:00~18:00(OS17:30)
定休日:日曜、月曜不定休 ※HP とInstagramに掲載
アクセス:西鉄バス「原北中学校前」バス停より徒歩2分、「小田部二丁目」バス停より徒歩5分
ホームページ: https://www.koubokucoffee.work/
Instagram: @koubokucoffee
※記載している情報は2023年6月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。