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はなといなり<おしゃれ&おいしい“裏”西新>(1)

はなといなり<おしゃれ&おいしい“裏”西新>(1)

大きな商業施設や賑やかな商店街がある一方で、個性的な店舗も多く、まち歩きが楽しい西新エリア。特に最近は、路地裏におしゃれなお店が続々とオープンしていて、注目度が再上昇しています。新しい出会いを求めて、メイン通りから一本入った“裏”西新を散策してみませんか。全3回の第1回は「はなといなり」を紹介します。

長年親しまれたいなりずしがおしゃれに進化

2022年4月にオープンした「はなといなり」は、隠れ家のような空間でお花といなりずしを楽しめるお店です。鳥尾夫妻が営み、夫・匡弘さんがいなりずしを、妻・梢さんが花を使った髪飾りやアレンジメントを手掛けています。

約8年間、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使った和装の髪飾りを手がけていた梢さん。インターネットでの販売を行っていたところ実際に商品を見たいという声が増え、アトリエを構えることに。また、匡弘さんの実家は約40年続いた元寿司店。ご自身も寿司の修業をしていたなかで、そのままの形で受け継ぐのではなく、幅広い世代から人気の高かったいなりずしを現代風にアレンジして提供することになったそうです。「いつかふたりでカフェを開きたいねと話していたんです。それぞれの得意分野を持ち寄ってこの形になりました」と梢さん。こうしてお花といなりずしという、唯一無二のコラボレーションが生まれました。

いなりずしは3種あり、いずれも5個セットの販売です。左からシャリにしょうがを混ぜ込み、レモンをトッピングした「レモンしょうが」(660円)。金ゴマと青じそが入ったシャリが爽やかな味わいの「うめしそ」(660円)。白いシャリにゴマとエディブルフラワーをあしらった「プレーン」(600円)です。どのいなりも、特注の揚げにたっぷりとしみ込んだ出汁のおいしさがたまりません。現代風にアレンジされていますが、基本的な作り方はご両親が長年続けてきた通りです。

テイクアウト用のパッケージもかわいいので、差し入れや手みやげにも最適です。

店内にはカフェスペースがあり、イートインも可能です。写真の「ダマスクローズのソーダ」(330円)のほか、「ピスタチオラテ」(440円)や「八女茶」(330円)、「コーヒー」(330円)などドリンクも豊富です。「いなりずしと一緒に楽しんでほしい」とリーズナブルに価格設定されているのもうれしいですね。

テーブル席のほか、畳が敷かれた小上がりのカフェスペースもあります。

「今後は、髪飾りやフラワーアレンジメントなどのお花アイテムをさらに充実させていきたいですね」と梢さん。「一つひとつ丁寧に作りあげたいなりずしを、たくさんのお客さまに食べていただければうれしいです」と匡弘さん。笑顔の絶えないおふたりが作り出す居心地のいい空間に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ドライフラワーのスワッグやリースなどは注文できるほか、土曜は髪飾りのオーダーも受け付けています。

●はなといなり

住所:福岡市早良区城西3-14-3
電話:092-981-2188
営業:11:00~17:00 ※売り切れ次第閉店
定休日:水・日曜
アクセス:西鉄バス「城西三丁目」バス停より徒歩2分、「城西一丁目」バス停より徒歩4分
Instagram: @hanatoinari

※記載している情報は2022年9月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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