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エンデ<新しいベイクショップへ>(2)

エンデ<新しいベイクショップへ>(2)

カヌレやスコーン、マフィンなど素朴な印象でありながら、普段使いや手みやげとして人気を集めるベイクスイーツ。西鉄電車・バス沿線にもショップが続々とオープンし、さらなる盛り上がりを感じますね。温かい飲み物が恋しくなるこれからの季節、おやつの時間に話題のベイクスイーツを取り入れてみませんか。全3回の第2回は北九州市戸畑区「ENDE(エンデ)」を紹介します。

焼き菓子のイメージを変えるスタイリッシュなベイクショップ

2022年6月、戸畑区役所そばにオープンした「ENDE(エンデ)」は、いわゆる焼き菓子店のイメージから抜け出した新しいベイクショップです。北九州で長年飲食業に携わるオーナーの現海陽介さんは「一般的な焼き菓子店とは違うものを作りたかった」と語ります。

コンクリートの壁や直線的なあしらいなど、工業的な印象のインテリア。この場所を焼き菓子のファクトリーと位置づけ、そのイメージを内装でも表現しています。

パッケージのデザインは現海さんの友人のグラフィックデザイナーが手がけています。モノトーンとタイポグラフィを基本とし、アクセントにネオンカラーを取り入れたラベルやギフトボックスは、アートやデザインが好きな方に好まれそうですね。

棚には、マドレーヌやフィナンシェ、クッキーなど種類豊富な焼き菓子が並びます。焼き菓子や生菓子、ドリンクに使う素材は、「なるべく誰がつくっているものかわかるものを使いたい」と、現海さん自ら県内あちこちに足を運び、素材探しを行うこだわりが。現在は、鞍手町で生産される「味宝卵」や、県内の農家で育てられた果物などが使われています。

その日のうちに楽しみたい焼きたてのお菓子も。現在はマフィンが中心ですが、これから種類や量を増やしていく予定があるそうで、楽しみですね。そのほかに、季節のタルトやプリンなどの生菓子も販売しています。

お菓子作りは、現海さんがカフェを営んでいた時の仲間のパティシエ、濱﨑さんと渡部さんが手がけています。おふたりが目指すのは「もうひとつ食べたくなるようなお菓子」。素材にこだわった甘さ控えめのお菓子は、もうひとつと手が伸びること間違いありません。

店内にはドリンクスタンドがあり、買い物ついでに焼き菓子や飲み物を楽しむことができます。カフェではなく、あくまでも焼き菓子店というスタンスなので、スタンド形式の簡易的なスペースです。

「宇治抹茶とホワイトチョコのマフィン」(370円)、「コーヒー」(500円)。表面がざっくりとした食感のマフィンは、抹茶のほろ苦さとホワイトチョコの甘さが絶妙です。コーヒーは福岡市「REC COFFEE」の豆が使われています。

「誰かと会う時や、ひとりで過ごすお茶の時間。当店のお菓子がそのシーンの彩りになり、人と人、人とモノを繋ぐものになればうれしいです」と現海さんは語ります。一見、無機質でありながら、知れば知るほど豊かな思いに気づく焼き菓子。特別な時間のお供にいかがでしょうか。

●ENDE(エンデ)

住所:北九州市戸畑区浅生1-3-19 1F
電話:093-482-7040
営業: 11:00~19:00
定休日:月・火曜
アクセス:西鉄バス「戸畑区役所」バス停より徒歩2分
ホームページ: https://ende-bg.shop/
Instagram: @ende_baked_goods

※記載している情報は2022年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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