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喫茶Cotty<レトロ喫茶の名物ランチ>(2)

喫茶Cotty<レトロ喫茶の名物ランチ>(2)

若者から年配の方まで、多くの人が集う昔ながらの喫茶店。コーヒーやスイーツなどの喫茶メニューだけでなく、しっかりとした食事を提供しているお店も少なくありません。今回は、レトロな空間で味わう、喫茶店の名物ランチを紹介します。全3回の第3回は福岡市高砂「喫茶Cotty」です。

歴史を受け継いだ喫茶店で味わう正統派オムライス

長く続いた喫茶店が、後継者不在のために閉店となることも多い昨今。1977年に開店した福岡市高砂「喫茶Cotty」は、前オーナーから若い世代へのバトンタッチが行われ、その歴史を繋いでいる喫茶店です。

地域に愛される喫茶店を長年営んできた先代のオーナーが引退を考えた時、さまざまな縁が繋がり、渡辺通の「STEREO COFFEE」などを手がけるオーナーが喫茶営業を引き継ぐことに。そうして2020年5月、「STEREO」による新生「喫茶Cotty」がスタートしました。

もともとの喫茶メニューを活かしながら、レシピはSTEREO流に進化。今回は人気の「オムライス」(900円 サラダ、スープ付き)を注文しました。卵3個を使ったオムライスはシンプルでありながらスプーンが止まらないおいしさ。バターの香りが広がるふんわり卵、しっとりとしたチキンライス、たっぷりかかったケチャップ、食欲をそそる美しい見た目など、「ザ・オムライス」と言いたくなるほどの理想形です。ボリュームは十分ですが、もう少しプラスしたい時はエビフライの追加(+200円)も可能です。

ほかに「からあげ定食」や「ポークカツ定食」、「チキンカツ定食」(各850円)、大名にあった「STEREO」(現在は休止中)の人気メニューだった「チキン南蛮」(990円)などしっかりとおなかを満たすメニュ―が勢揃い。夜も同じメニューを注文できます。

そしてオムライスのお供には、喫茶店に欠かせない「メロンクリームソーダ」(600円)を。こちらもメロンソーダにアイスとチェリーという正統派のクリームソーダです。

ほとんど手を加えていないという内装。レトロな照明や作り付けの棚などに時を経た味わいがありますが、45年という経年を感じないほどに手入れが行き届いています。

「地域で長く愛されてきたお店を引き継いだので、レトロブームのひとつとしてではなくまちの定番として続けることができればと思っています」と店長の竹内蒼輝さん。年配の常連さんや若い世代など、さまざまな人がくつろぎの時間を過ごしているのを見ると、これからも“いつもの喫茶店”として変わらぬ人気を集めそうですね。

●喫茶Cotty(コティー)

住所:福岡市中央区高砂2-15-28
電話:092-521-8560
営業:11:00~15:30(OS15:00)、17:30~21:00(OS20:30)、土・日曜、祝日11:00~21:00(15:00~17:30は喫茶メニューのみ)
定休日:なし
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄平尾」駅より徒歩9分、西鉄バス「高砂二丁目」より徒歩4分
Instagram: @cottystereo

※記載している情報は2022年11月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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