山口県北西部に位置する長門市。その山あいの地にある「長門湯本温泉」は、約600年の歴史をもつ山口県最古の温泉です。西の高野山と謳われた大寧寺の僧侶が住吉大明神からのお告げによって発見したと伝わり、‟神授の湯”といわれています。

長い歴史をもつ長門湯本温泉は、「星野リゾート　界 長門」の進出をきっかけに、2016年から地元と長門市、星野リゾートが一体となってまち全体でリニューアルを推進。温泉街のシンボルである元湯「恩湯（おんとう）」の改装やまち並み・河川周辺の整備などを経て現在の形へと生まれ変わりました。

3年ぶりの新路線となる西鉄高速バス「おとずれ号」も2022年7月に運行開始！ 福岡市 天神・博多と長門湯本温泉を1日1往復、約2時間45分（天神発の場合）で結びます。バスは温泉街の中心にある「長門湯本温泉駐車場」に発着するので各所へのアクセスも便利ですよ。

▼「おとずれ号」の詳細はこちら▼
https://nishitetsu.yumotoonsen.com/

一般乗車券は片道4,000円、往復7,000円（WEB販売限定）ですが、おすすめはお得なクーポンブック（クーポン3枚）が付いた企画乗車券「そぞろ歩きっぷ」（往復8,000円）です。往復の料金に1,000円プラスした以上の満足度が得られるクーポンを使ってまち歩きを楽しんでください♪

歩いて回ることができる範囲にカフェなどの飲食店や雑貨店、景色のいい場所などが点在しています。温泉街を流れる「音信（おとずれ）川」周辺には“そぞろ歩き”したくなる仕掛けがたくさん。川を渡る飛び石は、童心に返って遊びたくなりますね。

川沿いの遊歩道にある川床は、誰でも自由に利用することができます。この日も若い女性グループが楽しそうに利用していました。

散策の合間に「おとずれ足湯」でひと休み。この日は特別に地元特産の柑橘「長門ゆずきち」が入っていました。

「恩湯広場」にはハンモックや屋外で楽しめる卓球台も。思い思いの過ごし方ができそうですね。

夜は温泉街全体がライトアップされ、荘厳な雰囲気に。

恩湯広場と駐車場を繋ぐ「竹林の階段」は見どころのひとつです。

リニューアルの立役者の一人、木村隼斗さん。現在は「長門湯本温泉まち株式会社」を立ちあげ、“まちの番頭”として温泉街のPRやイベントの企画・運営などを行っています。「リニューアル後は若い世代の方が増えて、温泉街も活気づいています。川沿いを散策しながら点在する個性的なお店をめぐり、長門湯本温泉の魅力を感じていただければうれしいです。11軒の宿泊施設があるので、ぜひ1泊、2泊してのんびり楽しんでください」。

時間に余裕があれば温泉街周辺も訪れてみませんか。「恩湯」では、11月からレンタサイクルの受付を開始しました。電動アシスト付き自転車でアクセスできる近隣の俵山温泉や海沿いのまち・仙崎などに足をのばせば旅がますます充実しそうですね。

温泉街ではさまざまなイベントも行われています。2022年11月30日（水）までは、「紅葉の階段」に「紅葉ごろねBAR」が登場。真っ赤に色づく紅葉を特等席のごろ寝ベンチからゆっくりと眺める贅沢な時間を過ごせます。

PHOTO：chiko (Instagram @camera_sampo)

2023年1月19日（木）～2月19日（日）は長門市出身の童謡詩人・金子みすゞの詩をテーマにした灯りのイベント「音信川うたあかり」を開催。冬の澄んだ空気の中であたたかな灯りに包まれてみてはいかがでしょうか。

魅力いっぱいに生まれ変わった長門湯本温泉。ぜひ西鉄高速バス「おとずれ号」でおでかけください。

▼「おとずれ号」の詳細はこちら▼
https://nishitetsu.yumotoonsen.com/