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【大分】日田・豆田町<福岡から出発!日帰り高速バスの旅>(3)

【大分】日田・豆田町<福岡から出発!日帰り高速バスの旅>(3)

もうすぐゴールデンウィークですね。旅行やおでかけを予定している方も多いのではないでしょうか。これから計画を立てるなら、気軽な小旅行はいかがでしょう。西鉄の高速バスを利用し、福岡から日帰りで楽しめる旅先を案内します。全3回の第3回は大分県「日田・豆田町」です。

新スポットも続々発見!歩いて楽しい歴史あるまち並み

大分県の北西部、福岡県との県境に位置する日田市は、市内の中心を流れる三隈川など豊かな水資源に恵まれることから「水郷日田」と呼び親しまれています。また、江戸時代には幕府直轄の天領として栄えたことでも有名。今回は天領時代に城下町として栄え、今では日田市屈指の観光スポットとなっている「豆田町」へおでかけしましょう。

福岡~日田間をつなぐのは西鉄高速バス「ひた号」。西鉄高速バスターミナル~日田バスターミナル間(大人片道1,980円、往復・ペア乗車券3,580円、スマホ2枚回数券3,460円など)を約1時間30分で走ります。毎日30往復以上と運行本数も多いため、スケジュールも立てやすくなっています。豆田町に直行するなら、徒歩約6分の「城内・豆田入口」バス停も便利です。

>福岡~日田「ひた号」の詳細はこちら

「日田バスターミナル」のそばには「日田市観光協会」が運営する「日田市観光案内所」があり、旅に役立つ観光情報を手に入れることができるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

「日田市観光案内所」ではレンタサイクルの貸し出しも行っています。「日田バスターミナル」から豆田町までは徒歩15分程度ですが、行動範囲を広げたい時には自転車を利用するのもおすすめです。

Ⓒ諫山創/講談社

日田市は人気漫画「進撃の巨人」の作者・諌山創さんの出身地。ファンが集う場所として日田を盛り上げるプロジェクト「進撃の巨人 in HITA ~進撃の日田~」が進められています。「日田バスターミナル」そばの日田駅南広場には「リヴァイ兵長の銅像」が設置されていて、多くのファンが足を運んでいます。

「日田バスターミナル」から歩くこと約15分で豆田町に到着。豆田町は、南北2本の通りと東西5本の通りからなり、江戸~大正期に建てられた町家を活用したまちづくりが行われています。2022年3月には国重要文化財「草野家住宅」の8年にわたる改修工事が完了し、まちの風景もより趣深いものになっています。

歴史ある施設や老舗が軒を連ねる豆田町ですが、新しいスポットも登場しています。「草野家住宅」の向かいに2022年12月にオープンした「食感農園アングラン」は、自家製野菜と家庭料理のお店です。

1990年公開「男はつらいよ 寅次郎の休日」のロケ地にもなった建物を改装したシックな店内で、ランチやスイーツを楽しむことができます。

左から、福岡県朝倉市で農業を営む松尾ゆうさんと料理を担当するかなやまさみさん。

松尾さんが育てる野菜をはじめ、地の食材を使った「今日のお昼ごはん」やチーズケーキ、スコーンなどのスイーツが用意されています。※写真はイメージです。

すぐそばには土鈴の工房「日田土鈴 東光堂」が。一つひとつ手作りで作られる土鈴はどれも可愛らしい表情。小さな干支の土鈴が特に人気で、売り切れていることも多いそうです。

散策の休憩に天保14(1843)年創業の老舗「日田醤油」の醤油や味噌を使ったソフトクリーム(400円)はいかがですか? 味噌のソフトクリームをいただきましたが、クリームチーズのような味わいで甘さと塩気のバランスがよく、とてもおいしかったです。

「日田醤油」が手がける「ひな人形ミュージアム ひな御殿」では醤油や味噌などのおみやげに最適な商品も販売しています。

江戸末期の1855(安政元)年に創業した大分県最古の薬局「岩尾薬舗」。明治~戦時中に特効薬として広く知れ渡った「日本丸(にほんがん)」の製造元として知られ、国登録有形文化財「日本丸館」ではその歴史を展示を通して知ることができます。

薬局としても今なお現役。ほかではなかなか見かけないレトロなパッケージの薬などのほか、おみやげものなども販売しています。

豆田町のグルメといえば「日田まぶし 千屋」が有名。お昼時には行列必至の人気店です。

「日田まぶし」(並3,500円)は、国産うなぎのかば焼きを細かく刻み、ごはんに載せた名物料理。1杯目はそのまま、2杯目は柚子胡椒や大根おろしなどの薬味を入れて、3杯目は出汁を注ぐなど思い思いの食べ方を楽しめます。

また、2023年3月には「千屋」の一角にテイクアウト専門の「百屋の天むす」がオープン。ひと口サイズの天むすが6個入った「天むす」(770円)は、小腹が空いた時やおみやげにぴったりです。

ほかにも老舗の酒蔵やおしゃれなカフェ、レストラン、おみやげ店など立ち寄りたくなるスポットが満載の豆田町。ゆっくり歩きながら散策を楽しんでみてください。

>福岡~日田「ひた号」の詳細はこちら

※記載している情報は2023年4月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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