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【福岡】おまめよしこのかき氷<福岡のご褒美かき氷2023>(1)

【福岡】おまめよしこのかき氷<福岡のご褒美かき氷2023>(1)

暑い夏にうれしいスイーツ、かき氷。最近はフワフワの氷に手作りのシロップ、多彩な素材の組み合わせ、フルーツたっぷりなど、福岡でも趣向を凝らしたかき氷が人気を集めています。そこで今回は、とっておきのご褒美にしたくなるボリュームたっぷり、写真映え間違いなしのかき氷を集めました。全3回の第1回は福岡市上呉服町「おまめよしこのかき氷」です。

カカオとしその組み合わせが独創的!全国人気のかき氷店

7月25日はかき氷の日! みなさん、福岡のおいしいかき氷を食べに行きませんか?まずご紹介するのは、福岡のかき氷愛好家はもちろん、全国にその名を知られる福岡市上呉服町にある「おまめよしこのかき氷」です。

場所は風情ある御供所通りに現れる黒い建物の2階。店主の吉田由起子さんは東京のフランス料理店でフロアスタッフとして働きながら、かき氷イベントを手がけていた方。地元の福岡に戻り、2021年4月に、このお店をオープンしました。

「おまめよしこのかき氷」といえばユニークなメニューで知られていますが、今回注文したのは「アマゾンカカオしそ」(2,100円)です。カカオとしそという新鮮な組み合わせは、以前働いていたフランス料理店で吉田さんが好きだったデザートにヒントを得ているそうです。ペルー産の「アマゾンカカオ」は豊かな香りと爽やかな酸味が特徴。「阿蘇小国ジャージー牛乳」とカカオを合わせたソースがたっぷりとかかっています。また、しそは福岡県瀬高産のものを使用。かき氷の上にのっているのはあめ焼きにした青じそです。かき氷の中にはカカオのテリーヌやブランマンジェが入っています。

食べる前に、「うちのかき氷、ひと口めは甘くないですよ」と吉田さん。素材の味を引き出すためになるべく甘さを抑えているそうです。その言葉の通り、ひと口めに感じるのは甘さではなく、素材の香りや味わい。カカオの華やかな味をもう一度と思って食べ進めているとしそのシロップと合わさり、また新しい味わいを楽しむことができます。そして中から現れるテリーヌやブランマンジェのおいしさもまた格別。かき氷を超えた上質なデザートを食べているような感覚を覚えました。そして食べ終えた時に、口の中にはおいしさの余韻と共に上品な甘さが残ります。

かき氷に使うのは「博多純氷」。フワフワの食感にしすぎず、氷を食べていると感じられるように粒感を残しながら削っているそうです。

メニューは「おとうふ」や「キャロットケーキ」などに加えて限定メニューがあり、この日は「白みそパッション」や「りんごアーモンド」、「ウーロンパインぜんざい」などが並んでいました。店休日には生産地の農家などを回って素材を仕入れているという吉田さん。納得した素材だけを使い、溢れる想像力で考案した多彩なかき氷は唯一無二の存在として多くの人に支持されています。

吉田さんがうれしそうに見せてくれたのは、お客さんが作ってくれたというこれまでのかき氷を記録したフォトブック。これを見るだけでも、どれだけ多くのかき氷が考えられてきたのかわかります。

こちらのタペストリーもお客さんのお手製。ロゴやかき氷が刺繍されていてとても可愛いですね。お店の装飾もお客さんが持ち込んだものが多いそうで、多くの方に愛されていることを感じます。

カウンターを中心とする7席の店内。完全予約制で、1時間の利用となります。毎月20日頃に翌月のスケジュールが発表され、InstagramのDMを通して予約を受け付けています。空席やキャンセル待ちの情報もInstagramに掲載されるので、チェックしてみてくださいね。

●おまめよしこのかき氷

住所:福岡市博多区上呉服町3-4 2F
電話:なし
営業:10:00~17:00(1時間ごとの完全予約制)
定休日:火曜+不定休
アクセス:西鉄バス「呉服町」バス停より徒歩3分
Instagram: @omame_kakigori

※記載している情報は2023年7月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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