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【福岡】そば処 武蔵 春日本店<福岡の名物そばで年越し!>(3)

【福岡】そば処 武蔵 春日本店<福岡の名物そばで年越し!>(3)

だんだんと寒さが厳しさを増すこの時期は温かいものが恋しくなりますね。そこで今回は、年末に欠かせない食べ物・そばを特集。福岡市内や近郊で長年愛される老舗そば店でこの季節に食べたくなる名物そばを、持ち帰りの年越しそばの情報と併せて紹介します。全3回の第3回は春日市「そば処 武蔵 春日本店」です。

行列必至!“三たて”にこだわる人気店の柚子胡椒香る看板そば

春日公園のほど近くにある「そば処 武蔵」は、昨年創業50周年を迎えた老舗。うどん文化の根強い福岡に少しでもそばを広めたいと、1972(昭和47)年に初代が創業し、現在は3代目の大将・原口聖二さんが店を切り盛りしています。春日本店のほかに小郡市、北九州市戸畑に支店があります。

春日本店は、2019年にリニューアルしました。席数は多いながらも、お昼時には行列ができるほどの人気ぶり。食事時を外した時間帯に訪れたのですが客足が途切れることなく、多くの人に愛されていることを感じました。

「武蔵」では、「挽きたて・打ちたて・茄でたて」の“三たて”にこだわったそばを味わえます。北海道、福島県会津、熊本県久木野の契約農家から殻付きの玄そばを仕入れ、つるっとしたのど越しやコシ、香りといったそれぞれの特徴を活かすよう独自にブレンド。その日使用する分を石臼で挽き、店内で手打ちしたそばを提供しています。また、そばを茹でる時にはミネラル分を含んだ地下水、出汁を引く時にはアルカリイオン水など、使用する水も使い分けているそうです。

「武蔵」を訪れたら味わっておきたい名物「武蔵そば」(940円)。ほかのお店では出会えない創業当時からの看板メニューです。「季節を問わず人気があり、これを食べるためにわざわざ足を運んでくださる方も多い人気商品です」と原口さん。小石原焼の器に並々と注がれた琥珀色のあんかけ出汁の真ん中に揚げ豆腐がのり、大根おろし、ネギが添えられています。

揚げ豆腐のなかには柚子胡椒がたっぷり!とろみのある熱々の出汁と柚子胡椒のピリッとした辛みが相まって、食べ進めるうちに体がポカポカと温まります。香り豊かなそば、枕崎産鰹節や羅臼昆布、うるめいわしを使った出汁、そして柚子胡椒が効いた揚げ豆腐。こだわりと創意工夫が詰まった一杯でした。

2019年にリニューアルされた清潔感溢れる店内。テーブル席のほか、カウンター席や個室、子ども連れにうれしい畳敷きの部屋などシチュエーションにあわせてさまざまな席が用意されています。また、“おもてなしの心を大切に”というお店の思いがスタッフさんの接客からも溢れ、人気の理由のひとつになっていることを感じました。

また、自家製の柚子胡椒も12~3月頃に限定販売しています。「武蔵そば」の豆腐に入っている柚子胡椒とはひと味違う、黄色い柚子を使った柚子胡椒。テーブルにも用意されているので、そばにいれて楽しんでみるのもおすすめです。

<2023年越しそば情報>
12/30(土)…9:00~12:00、13:00~17:00、31(日)…8:00~12:00、13:00~17:00に店舗裏側で年越しそばを販売。「かけそば」(1人前700円)、「ざるそば」(1人前900円)のほか、えび天や手作り丸天なども用意されます。今年は予約販売はありません。売り切れ次第終了です。

●そば処 武蔵 春日本店

住所:春日市原町1-81
電話:092-582-9772
営業:11:00~21:30 ※12/31(日)は~21:00 ※売り切れ次第閉店
定休日:第1月曜(祝日の場合営業、翌日休み)※2024/1/1(祝・月)~3(水)は休み
アクセス:西鉄バス「水道企業団前」バス停より徒歩5分、「若葉台」バス停より徒歩10分
ホームページ: https://musashisoba.co.jp/
その他:子連れ歓迎

※記載している情報は2023年12月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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