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【福岡】そば処 みすゞ庵<福岡の名物そばで年越し!>(2)

【福岡】そば処 みすゞ庵<福岡の名物そばで年越し!>(2)

だんだんと寒さが厳しさを増すこの時期は温かいものが恋しくなりますね。そこで今回は、年末に欠かせない食べ物・そばを特集。福岡市内や近郊で長年愛される老舗そば店でこの季節に食べたくなる名物そばを、持ち帰りの年越しそばの情報と併せて紹介します。全3回の第2回は福岡市中央区「そば処 みすゞ庵」です。

SNSでも話題!天神の老舗そば処の名物・カツカレーそば

福岡市役所のすぐ隣にある「そば処 みすゞ庵」は1952(昭和27)年に創業したそば店。創業時はぜんざいなどの甘味を提供していたそうですが、当時は現在の天神中央公園の場所に福岡県庁があったため、働く人や訪れる人から食事メニューの要望が多く、そばやうどんを提供するようになったそうです。

現在も天神で働く人のランチスポットとしておなじみですね。そして最近は、InstagramなどのSNSでも見かけることが多く、国内外からの観光客が訪れることも増えているようです。

昔ながらのそば屋さんの佇まいがほっとする雰囲気。お昼時は込み合いますが、夕方~夜にかけてはゆっくりしているそうです。

ごぼう天や丸天など福岡のそば・うどんの定番をはじめ、種類豊富なメニューのなかで話題を呼んでいるのがこちら、「カツカレーそば」(950円)です。そば屋さんならではの和出汁が効いたカレースープの上に大きなトンカツが一枚のった、見た目のインパクトも抜群の一杯。

もともとメニューにあった「カレー南蛮そば」の鶏肉をトンカツに変えて欲しいという常連さんのリクエストからヒントを得て誕生したメニューです。トンカツと合うように南蛮そばのカレースープに丼出汁を加えて甘辛く改良し、現在の味が完成しました。「10数年前にメニューに載せて以来人気がずっと続き、いまでは名物のひとつになっています」と3代目の小簱直幸さん。

店の地下にある製麺所で作られる自家製そばには、北海道産を中心とするそば粉を使用。とろみのあるカレースープは昆布、サバ、うるめから取った出汁をベースにかえしやカレー粉を加えたもので、程よくスパイシーな味わいです。大きなトンカツはブロックで仕入れた豚肉を店内で切り分けているそうで、「トンカツ屋さんに負けないくらい豚肉をたくさん仕入れています」と小簱さん。注文ごとに揚げるため少し時間がかかりますが、揚げたてサクサクの食感を楽しめますよ。少し時間が経ち、スープに浸って衣が柔らかくなったトンカツもまた美味です。ボリューム満点ですが、カレーのスパイスに食欲が刺激されるのか、最後までおいしくいただくことができます。ライス(小130円~)を注文し、丼にアレンジして楽しむ人もいるそうですよ。

ほかにも「おかめそば」(750円)や餅がのった「カチンそば」(850円)、とろろや彩り豊かな具材がのった「七宝」(950円)などさまざまな温かいそば、うどん、そして丼のメニューがあります。天神の中心部にあって立ち寄りやすいので、寒い日には「みすゞ庵」のおいしいそばで温まってみてはいかがでしょうか。

<2023年越しそば情報>
12/30(土)、31(日)に店頭で年越しそばを販売。通常の持ち帰り用そばと同じく、かけそば(2人前1,000円、3人前1,500円)、ざるそば(2人前1,200円、3人前1,800円)を用意するほか、天ぷらなどのトッピングも用意します。売り切れ次第終了。

●そば処 みすゞ庵

住所:福岡市中央区天神1-9-4
電話:092-741-9429
営業: 11:00~OS19:30、土曜、祝日11:00~OS18:00 ※2023/12/31(日)は営業、売り切れ次第閉店
定休日:日曜 ※2024/1/1(月・祝)~7(日)は休み
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅より徒歩4分

※記載している情報は2023年12月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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