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【八女】アトリエ&カフェ果実<春の八女さんぽ2024>(3)

【八女】アトリエ&カフェ果実<春の八女さんぽ2024>(3)

春の陽気に誘われて八女におでかけしませんか。西鉄「久留米」駅からバスに乗って40分前後で到着する八女福島エリアには歩いて回れる範囲に見どころがたくさん。ホテルレストランの新メニュー、注目のショップやカフェといった新しい話題を中心に紹介します。全3回の第3回は「atelier&cafe 果実」です。

居心地のいい空間で八女の旬の恵みを味わう

八女さんぽの合間に、素材にこだわったカフェでひと休みしませんか。2021年にオープンした「atelier&cafe 果実」では、八女や近郊産の野菜や果物を使用したランチやカフェメニューを楽しむことができます。

西鉄バス八女営業所のそば、静かな住宅街の一角に位置しています。店主の杉本砂織さんは八女出身。長年事務職として勤務したのち、ご両親がいちご農家を営んでいた際の農業用の倉庫を改装してご主人と一緒にカフェを始めました。「気軽に誰かを招くことができる自分の場所が欲しいとずっと思っていたんです。そして八女にはおもしろい場所や人が増えていることを感じていて、私もその仲間入りができればと思いカフェを開くことにしました」と杉本さん。この場所から新しいことが生まれて実を結ぶようにという思いを込めて「果実」という店名を付けたそうです。

白い壁と木、あちこちにあしらわれた植物や花に温かみを感じる店内。リノベーションの主要な部分は工務店に依頼しながら壁の塗装などできる部分はご夫婦が行い、テーブルはものづくりが得意なご主人が溶接から手がけたそうです。古い時代の家具や手づくりしたものなどさまざまな要素が集まって居心地のいい空間となっています。

カフェメニューの「カスタードプリン」(500円)は、ほろ苦いカラメルとぷるんとした食感が特徴のプリンの上にアイスクリームがのった定番スイーツ。八女市黒木町「野中中原農園」の平飼い卵や自家製バニラエッセンスを使用するなど杉本さんの創意工夫が詰まった一品です。「ジンジャーレモネード」(700円)のシロップには、旬の時期はお店の庭にあるレモンの木から収穫したレモンを使用。八女産のハチミツのコクのある甘さ、広川産のショウガのピリッとスパイシーな味わいを楽しめます。

そのほか、八女市黒木町「千代乃園」の和紅茶、久留米市「COFFEE COUNTY」のコーヒーを使用したドリンクメニューや、季節のフルーツを使ったパフェなどのスイーツも人気です。

ランチメニューはほぼひと月ごとに変わる季節のメニュー1種類のみ。数量限定なのでInstagramまたは電話での予約が確実です。通常は地元野菜たっぷりのプレートとスープのセットですが、取材に伺った時は「雛の里・八女ぼんぼりまつり」期間中の特別メニュー「お弁当ランチ」(1,300円 ※ドリンク代別途)でした。自家精米のお米に古代米を混ぜたごはんや自家製ぬか漬けをはじめ、豚肩ロースのグリルやイカのワタ焼き、ゴロゴロじゃがいものサラダなどの副菜もバランスよく盛り付けられ、満足感のあるセットでした。4月下旬頃にも「お弁当ランチ」が登場する予定なので、お店のInstagramをチェックしてみてください。

お店の一角には交流のある作家の作品を販売するコーナーもあり、筑後市「陶兔屋」の器などが並んでいました。

店内にある木工作品はご主人が手がけているものが多く、オーダーが可能なものもあるそうですよ。

「このお店を開いたことで八女のみなさんのあたたかさや、私たちがこれまでに出会ってきた人々の大切さを改めて感じることができました。おいしい、ありがとうって言ってもらえるってうれしいですね」と笑顔がこぼれる杉本さん。気さくなご夫婦が作る温かな空間で寛ぎの時間を過ごしてみませんか。

●atelier&cafe 果実

住所:八女市馬場349-2
電話:070-8492-0370
営業:ランチ11:30~13:30(OS)、カフェ14:00~17:00(OS16:00)
定休日:月~木曜
アクセス:西鉄バス「西唐人町」バス停より徒歩2分、「八女営業所」より徒歩2分
Instagram: @kajitsu_atelier.cafe

※記載している情報は2024年3月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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