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【福岡】花野季:母屋<自然を感じるカフェ&レストラン>(1)

【福岡】花野季:母屋<自然を感じるカフェ&レストラン>(1)

暑さが少しずつ和らいでくるこの時期。真夏には避けていた日中のおでかけもそろそろ再開したくなりますね。木々の緑が深みを増すこれからの季節、自然の風景を眺めながら食事や喫茶を楽しみませんか。少し足をのばして訪れたい、とっておきの場所を紹介します。全3回の第1回は福岡市西区「おやつモダン花野季:和biカフェ母家」です。

野趣あふれる景色を眺めつつ、自然の恵みを堪能

天神エリアから都市高速を経由する急行バスに乗って、30分前後で到着する福岡市西区今宿。気軽に訪れることができ、自然を感じられるリフレッシュにぴったりの場所です。

今回は、「生の松原団地南」バス停から徒歩13分ほどの場所にあるお店「おやつモダン花野季(かのき)」と「和biカフェ母家(おもや)」を紹介します。長垂山の裾野に広がる住宅街の一軒家に、プリンのおいしさで知られる「花野季」と併設のカフェがあり、いつも多くの人で賑わっています。

こちらを切り盛りするのは荒木城侍さん、涼子さんご夫妻。涼子さんは管理栄養士の資格をもち、食品メーカーで開発の仕事を行っていた経験もある食のプロ。ご自身とお母さまが手作りして産地直売店に卸していたプリンが評判を呼び、2002年に「おやつモダン花野季」をスタートしました。その後、この場所で食べたいという来店者の要望に応えて「和biカフェ母家」をオープン。いまではプリンなどのスイーツはもちろん、ランチも楽しめるカフェとして人気を集めています。

お店の建物は、もともと涼子さんの実家だったことから、カフェは「母家」と名付けられています。斜面に木や草花が生い茂るボタニカルガーデンを眺められる特等席のカウンターは、改装して現在の形になっているそうです。

創業以来人気のプリンを主役にしたカフェメニュー「プリン・アラモード母家風」(1,300円 ※ドリンク付き)。プリンは固めの「花野季プリン」と、とろっとした口あたりの「半熟プリン」の2種類があり、プリンアラモードには「花野季プリン」が使われています。

糸島市「板垣養鶏場」の「てつやとのりこの玉子」やてんさい糖、成分無調整の牛乳と厳選したシンプルな材料で作った「花野季プリン」はつるんとなめらかな口当たり。ビターなカラメルが、卵の深いコクをさらに引き立てています。シフォンケーキやアイスクリーム、ブルーベリーソースもすべて自家製です。「お母さんが家族を想いながら作るおやつのように、添加物は使わずに手作りしています」と涼子さん。

セットドリンクはコーヒーや紅茶などのほかに、自家製ドリンクも豊富に揃います。この時は店内から見える庭の梅の実で作った「青梅ジュース」を選びました。ほかにも敷地内のボタニカルガーデンで育ったカリン、レモングラスを使ったドリンクなどもあり、季節によって替わる自家製ドリンクを楽しみにしている常連さんも多いそうです。「料理やお菓子作りも好きですが、木や植物の手入れをしたり、収穫したものでシロップを作ったりすることも楽しんでいます」と涼子さんが話すように、風景に加えて自然の恵みの味わいまでを楽しめるのもこちらの魅力ですね。

席数は十分にありますが、多くの人が楽しめるように利用時間は90分までとなっています。また、定番以外の季節のデザート(9月半ばまではかき氷)は、13:00~の注文となります。席の予約もできるので、電話で問い合わせてみてください。

プリンやシフォンケーキ、クッキーなどの持ち帰りも可能です。手みやげや自宅へのおみやげにもぴったりですね。

●おやつモダン花野季:和biカフェ母家

住所:福岡市西区今宿青木1059-29
電話:092-805-1788
営業:11:00~16:00(OS15:00)
定休日:日曜
アクセス:西鉄バス「生の松原団地南」バス停より徒歩13分、「三陽高校前」バス停より徒歩13分
ホームページ: https://www.kanoki.com/
Instagram: @kanoki.omoya

※記載している情報は2024年8月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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