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- 2024/11/13 Wed.
【福岡】炉端ノいとおかし<秋のごちそう♪福岡で食べたい土鍋ごはん>(1)
食欲の秋、新米の季節も到来。ふっくら炊けた土鍋ごはんを食べに行きませんか?朝は土鍋ごはん付きの「銀鮭定食」、お昼は好みの土鍋ごはんを選べる「花籠御膳」、夜は絶品炊き込みごはんでシメ!土鍋ごはんを満喫できるおすすめの3軒をご紹介します。全3回の第1回は福岡市中央区「炉端ノいとおかし」です。
最高の朝食!平日限定・土鍋ごはんの「銀鮭定食」
地元客、観光客にも大人気!“行列のできる朝食”で有名な春吉の海鮮居酒屋「魚ト肴 いとおかし」の姉妹店が、今年4月、六本松にオープンしました。「炉端ノいとおかし」という店名の通り、お店のテーマは炉端焼きです。
お店は大通りから一本入った細い路地にあり、紺色の暖簾が目印。欄間や障子を設えた店内は新築ビルの1階にあるとは思えないほど趣があり、厨房を囲むように延びた全22席のカウンター席もライブ感満点です。
「魚ト肴いとおかし」は、長浜鮮魚市場や九州各地の漁港から届けられる新鮮な魚介料理が自慢のお店。一方「炉端ノいとおかし」ではそんな鮮度抜群の素材を一夜干しにした自家製の干物を名物に掲げています。店主の泊信志さんは干物を作るにあたり、熱海を拠点に活動している干物名人に弟子入りして修業。魚介の種類に合わせて漬け込み液の塩加減や味付けも変えるなど、並々ならぬこだわりが光ります。
余分な水分を抜き、うま味をギュッと凝縮した干物は、“素材のギアを上げる”と謳っている通り、鮮魚とはまた違う格別のおいしさ。なかでも、平日の8:00〜13:00(OS12:00)に提供している朝食メニュー「銀鮭定食」(2,200円)は見逃せません。こちらは予約優先のため、Instagramに紐付けされた専用のWEBサイトから予約をして出かけるのがおすすめです。
定食の主役は、秘伝の漬け込み液に2日間漬けて一夜干しした厚みのある銀鮭。カウンターには席ごとに炭と網を置く炉(焼き台)が備え付けられていて、目の前で表面を炙り仕上げてくれます。炭火で焼いた銀鮭の皮目はパリッと香ばしく、身はしっとりジューシーで塩加減も絶妙!
そして、そんな銀鮭を受け止めてくれるのが、滋賀県彦根市にある陶芸工房「一志郎窯」に特注した土鍋で炊き上げるピカピカの白ごはんです。米は季節ごとに最良の産地を見極め、品種や季節に合わせて浸水時間や水分量も細かく調整。取材時に登場したのは唐津産コシヒカリの新米で、もっちり弾力のある粒感と甘味が口いっぱいに広がります。
炊きたてご飯と銀鮭の相性は、いうまでもなく抜群。定食には鹿児島県産のカツオ節とマグロ節をブレンドした出汁が利いた味噌汁、魚を使った一品、旬食材の小鉢、自家製の漬物が付き、これぞまさに至福の朝ごはんです。締めには、出汁をかけてお茶漬けを楽しむこともできますよ。
副菜の内容は日によって変わり、取材時の小鉢は「イチジクと柿の白和え」、魚を使った一品は自家製の胡麻ダレに和えた「胡麻カンパチ」でした。11月からは魚の一品が自家製のししゃもに変わり、生本マグロなどの刺身をオプションで追加できるようになるそう。夜は「焼鮭の親子土鍋」といった単品の土鍋ご飯メニューも用意されているので、こちらもお見逃しなく。
●炉端ノいとおかし
住所:福岡市中央区六本松2-3-13
電話:092-406-8690
営業:8:00〜13:00(OS12:00)、17:30〜23:00(OS22:00)※朝食は平日のみ
定休日:なし
アクセス:西鉄バス「六本松」バス停より徒歩3分
HP:https://itookashi.co.jp/robata_itookashi
Instagram:@robata.itookashi0411
※記載している情報は2024年11月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
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