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- 2025/08/01 Fri.
【太宰府】太宰府天満宮<涼を感じる夏の神社へ>(1)
夏本番のこの時期は、涼を求めて福岡の神社を訪れてみませんか。緑に囲まれた境内や夏ならではの装飾、涼しくなった夜に見られるライトアップなど、暑さを忘れられる光景が待つ神社をご紹介します。全3回の第1回は太宰府市「太宰府天満宮」です。
目にも涼しい夏限定の水みくじで運勢を占う
学問の神様・菅原道真公を祀る「太宰府天満宮」は、全国に約1万社ある天満宮の総本宮。さまざまな受験を控える人はもとより国内外からの観光客も多く訪れ、年間約1,000万人の参拝者を数える福岡の代表的な観光地となっています。
太宰府の玄関口となる太宰府駅は、平日でも西鉄電車やバスを利用する人で賑わっています。
多くの人で賑わう年始や受験シーズンに比べると、夏の時期は参道の散策もゆっくり楽しめそうです。
九州最古と伝わる「中世の大鳥居」を抜けた先には、木々が繁り、見るからに涼しげな境内が広がります。
現在、124年ぶりとなる御本殿の大改修工事が行われているため、参拝は仮殿で行います。屋根に植えられた木々が、背後の御本殿をすっぽりと隠すほどに成長し、周囲の木々と調和している様子もいましか見られない貴重な光景。仮殿で参拝できるのは令和8年(2026)5月中旬までのため、夏の仮殿を見られるのは、今年が最後になる予定です。「宝物殿」では9/15(月・祝)まで「藤本壮介展―太宰府天満宮仮殿の軌跡―」が行われているので、参拝と併せて鑑賞するのもおすすめです。
参拝のあとは境内の散策を楽しみましょう。毎年7月~8月末頃(なくなり次第終了)には夏季限定の「水みくじ」が登場。色とりどりのガラス玉が入った水受けが設置され、目にも涼やかです。
「水みくじ」(200円)はお守り授与所で受けることができます。「太宰府天満宮」のシンボルである太鼓橋や夏らしい提灯が描かれた素敵なデザインです。
ひんやりとした水受けに「水みくじ」を浮かべて、願い事、旅行、学問、商売、恋愛、健康の運勢を占います。
結果は大吉!いいことがありそうですね。
通年受けることができるおみくじは、季節によって色が替わることでも知られています。8月末までは爽やかな青色のおみくじです。
また、仮殿の両脇には風鈴が連なり、涼しげな音色が響いています。
風を受けて揺れる短冊は、願いを書いて奉納できる「七色の短冊」(500円)。こちらも8月末頃までの限定です。
楼門の手前にも風鈴の棚があり、涼やかな音色を響かせています。金銀の短冊が光を受けてキラキラと光りきれいですね。
「暑いなかお越しくださる参拝者のみなさまが涼しさを感じられるように、さまざまなしつらいを整えています。参拝時期によってそれぞれの季節のよさを感じられると思いますので、ぜひ夏の天満宮をお楽しみください」と権禰宜の山口敬也さん。清涼感溢れるこの季節の太宰府天満宮を訪れてみてはいかがでしょうか。
●太宰府天満宮
住所:太宰府市宰府4-7-1
電話:092-922-8225
時間: 6:00~19:30 ※8月の参拝時間。そのほかの時期はホームページを参照
定休日:なし
アクセス:西鉄太宰府線「太宰府」駅より徒歩5分、西鉄バス「太宰府」バス停より徒歩5分
ホームページ: https://www.dazaifutenmangu.or.jp/
Instagram: @dazaifutenmangu.official
※記載している情報は2025年8月のものです。時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。