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花咲く春の太宰府さんぽ

花咲く春の太宰府さんぽ

まちのあちこちで桜が咲き、本格的な春の到来を感じますね。おでかけにぴったりなこの季節には、西鉄電車やバスで気軽に足を運べる太宰府へ行きませんか。桜の名所や散策の途中に立ち寄りたいスポットをご紹介します。

宝満宮 竈門神社

縁結びの神様の境内が桜でいっぱいに

宝満山の麓に位置する「宝満宮 竈門神社」は、創建1350年以上を数える神社です。玉依姫命(たまよりひめのみこと)を主祭神とすることから、縁結びのご利益をもとめる多くの人が参拝に訪れています。

竈門神社は古くから桜の名所として広く知られていて、例年3月下旬頃には境内のあちこちで咲き誇る桜を楽しむことができます。特にコミュニティバスが到着する駐車場周辺から、第一~第三鳥居にかけては参道の両側から覆いかぶさるように咲く桜が圧巻です。

ソメイヨシノを中心に約200本の桜が参拝者の目を楽しませてくれます。なかには結婚や人生の節目を記念して奉納された桜もあります。

竈門神社の御神紋は桜をかたどったもの。神社の装飾や提灯にも御神紋があしらわれています。社殿の付近ではヤマザクラの花を見ることもできますよ。

お札お守り授与所は淡い桜色。天井や壁は桜の模様で埋め尽くされています。絵馬や縁結びのお守りなど、桜をモチーフにした授与品もあります。

毎年、桜の見頃には夜間のライトアップが行われています。2022年は、3/23(水)~27(日)を予定。状況によって期間が変わる可能性があるので、神社のホームページをチェックのうえ、おでかけください。ライトアップ時間:日没~20:30(期間中、お札お守り授与所は~19:00)

●宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)

住所:太宰府市内山883
電話:092-922-4106
営業:自由参拝 ※授与所は8:30~18:00
定休日:なし
アクセス:太宰府市コミュニティバス まほろば号「内山(竈門神社前)」バス停すぐ
ホームページ: https://kamadojinja.or.jp/
Instagram: @kamadojinja.official

大宰府政庁跡

古都・大宰府の歴史を感じながら桜を愛でる

「大宰府政庁跡」は、7世紀後半から奈良・平安時代にかけて、当時の行政機関「大宰府」が置かれた場所です。大陸と近い地理条件から日本の防衛と外交の最前線であったと考えられています。

「都府楼跡」とも呼ばれ、西鉄天神大牟田線「都府楼前」駅から歩いて約10分で到着します。

現在は史跡公園として整備されていて、当時の建築物の礎石などを見ることができます。

毎年3月下旬~4月上旬頃には、芝生広場を囲むように植えられた約170本のソメイヨシノが開花。穏やかな雰囲気のなか、桜並木を眺めながら散歩を楽しむことができます。

隣接する「大宰府展示館」では、発掘調査によって検出された遺構や出土遺物、模型などを見ることができます。お花見と合わせて古に思いを偲ばせてみてはいかがでしょうか。

●大宰府政庁跡(だざいふせいちょうあと)

住所:太宰府市観世音寺4-6-1
電話:092-922-7811(大宰府展示館)
時間:散策自由
アクセス:西鉄天神大牟田線「都府楼前」駅より徒歩11分

KANOYA Shokudou & Chaya

モダンな空間で味わう地元食材を使ったフランス料理

西鉄太宰府線「太宰府」駅から「太宰府天満宮」へと続く参道に、ずらりと並ぶ名物・梅ヶ枝餅のお店。歩きながらほおばる梅ヶ枝餅は、参拝の楽しみのひとつですね。

天満宮のほど近くに位置する「かのや」は創業70余年を数える老舗。職人が梅ヶ枝餅を一つひとつ手焼きしているスペースの奥に、2019年「KANOYA Shokudou & Chaya」が誕生しました。

店内には、歴史を感じる外観とはひと味異なった和と洋を感じるモダンな空間が広がります。以前は参拝者向けにうどんやそばなどを提供する食堂だったというこのスペース。3代目となる加野正洪さんが跡を継ぐにあたって、現在の形になりました。加野さんは東京やフランス・ニースで腕を磨いたフランス料理のシェフ。「太宰府という土地柄もあり、フランス料理に加え、日本の文化を感じられるような場所にしたいと考えました」と教えてくれたように、フレンチベースの料理のほかに、日本茶を楽しむことができます。

現在、食事はランチタイムのみ。内容は時期によって異なりますが、3種ほどのプレートランチが用意されています。取材時は写真の「雷山豚のグリル」(1,800円)のほか、「博多地鶏のロースト」、「鹿のハンバーグ」の3種がありました。糸島産の雷山豚や博多地鶏、嘉麻市のジビエ猟師から仕入れる鹿肉、地元の野菜など食材は福岡県内や九州産のものが中心です。シェフ自ら生産者に会いに行き、品質を確かめたものを使用しているそうです。柔らかく焼き上げた雷山豚や旬の野菜のグリル、スープなど彩りも鮮やかなランチプレートは、丁寧に作られていることが伝わる一品一品をじっくり楽しみたい一皿です。日本茶を混ぜ込んだ自家製フォカッチャもこちらのお店ならではですね。

カフェタイムには、日本茶やデザートを提供。日本茶はうきは市の有機栽培茶や八女茶、知覧茶など九州を中心とするお茶がメニューに並びます。そのなかから鹿児島・知覧の「朝露」(830円)を煎れてもらいました。最適な温度で煎れられた深蒸しのお茶はとろりと濃厚。ワイングラスでいただくので香りも強く感じられます。まろやかな甘味と旨みが口に広がり、“天然玉露”と称される理由がわかる一杯でした。ガトーショコラやガトーシトロンなどのデザートと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。また、お茶などのドリンクは+110円で梅ヶ枝餅セットにすることができます。

●KANOYA Shokudou & Chaya

住所:太宰府市宰府4-6-17
電話:092-922-5410
営業:ランチ11:30~14:00、カフェ14:00~17:00 ※土・日曜、祝日のランチは~14:30 ※梅ヶ枝餅は9:00~17:00
定休日:不定
アクセス:西鉄太宰府線「太宰府」駅より徒歩3分
ホームページ: https://dazaifu-kanoya.com/
Instagram: @kanoya_shokudou_chaya

KAFE MJUK

誰かの部屋に遊びに来たようにほっと落ち着ける小さなカフェ

2021年6月、太宰府駅近くに「KAFE MJUK(カフェ ミューク)」がオープンしました。店名の「MJUK(ミューク)」はスウェーデン語で「柔らかい」という意味。その名を体言するような柔らかい雰囲気をまとったオーナーの松尾さんが切り盛りしています。

太宰府駅そばの参道沿いにありながら、ビルの奥まった場所にあるため静かで落ち着いた店内。小ぢんまりとした空間に足を踏み入れると、誰かの秘密の部屋に遊びに来たような感覚になります。ウィリアム・モリスの壁紙にフランス・イギリスのアンティーク家具や食器、陶芸家によるオブジェ、木工作家の作品など、それぞれ個性がありながらまとまったインテリアも魅力です。

提供されるデザートは松尾さんの手作り。チーズケーキやマフィンなど週替わりで3種前後がメニューに並びます。たっぷりのニンジンを使い、スパイスをきかせたキャロットケーキ(450円)も人気の一品です。コーヒー(450円)は、名島と春日原に店舗をもつ「BASKING COFFEE」のもの。深めの焙煎をリクエストしたオリジナルブレンドです。

ランチや小腹が空いた時には「クラブハウスサンドイッチ」(750円、ドリンクセット1,000円)がおすすめ。キャベツやベーコン、キュウリ、トマト、バジル、ハム、チーズが入ったボリューム満点のホットサンドです。フレッシュバジルの香りがアクセントになっています。

小学生~大学生の間、茶道を続けていた松尾さん。コーヒーのほかにお茶を使ったメニューが充実しているのはその経験によるものです。抹茶ラテやほうじ茶ラテなどは、一杯一杯茶筅で点てて作られます。

新商品の「いちご抹茶ラテ」(600円 ※アイスのみ)は、いちごピューレと抹茶、フォームドミルクが層になった見た目にも楽しい一杯。ほろ苦い抹茶といちごの甘ずっぱさがよく合う春らしいドリンクです。店内でいただくのはもちろん、テイクアウトも可能です。

カフェ以外に別の仕事ももつ松尾さん。「ここに来ると私自身がワクワクするんです。カフェを開いたのは、家庭でも職場でもないサードプレイスが欲しかったからなのかもしれませんね。そしてこの場所が、お客さまにとってもほっとできる場所になるとうれしいです」。太宰府駅周辺で静かにほっとひと息つきたい。そんな時に思い出したいカフェです。

●KAFE MJUK(カフェ ミューク)

住所:太宰府市宰府1-14-25
電話:なし
営業:金・土・日曜 12:00~17:00 ※月曜営業の場合あり。インスタグラムを確認
定休日:月~木曜、祝日
アクセス:西鉄太宰府線「太宰府」駅すぐ
ホームページ: https://www.kafemjuk.com/
Instagram: @kafe_mjuk.2021_dazaifu
※支払いは現金のみ

※記載している情報は2022年3月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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