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篠崎八幡神社<かわいいが見つかる福岡の神社>(2)

篠崎八幡神社<かわいいが見つかる福岡の神社>(2)

年が明け、2023年が始まりました。今年一年の幸運を願い、神社にお参りしませんか。自宅の近くの氏神さまにお参りしたら、足をのばして遠方の神社に参拝するのもいいですね。見ているだけで笑顔になれる、かわいいモチーフが見つかる神社を紹介します。全3回の第2回は北九州市小倉北区「篠崎八幡神社」です。

トイレの神様がここに!ユニークなおみくじにも注目

北九州市小倉の中心部から西鉄バスに乗って約20分の場所に鎮座する「篠崎八幡宮」は、北九州屈指の約1400年の歴史をもつ神社です。北九州や福岡の八幡神社となじみの深い応神天皇や神功皇后、仲哀天皇などを御祭神とし、地域の方々から氏神様として厚い崇敬を集めています。また、北九州民話として親しまれている「蛇の枕石」ゆかりの神社としても知られています。

鳥居をくぐって階段を上った場所にある広い境内には、朱色の彩色が印象的な本殿のほか、神楽殿や摂社があり、荘厳な雰囲気が漂います。

毎月1日に華道の先生が生けている手水舎の生け花は、趣きのある佇いに目を奪われます。手や口をすすぐ水はセンサー式となっています。

こちらで見つけたのはユニークなトイレ型の「洗錬おみくじ」(500円)。2016年に境内のトイレ「洗錬殿」を新築し、神様を祀ったことからこのおみくじが考案され、2021年のお正月から授与が始まったそうです。張り子のトイレはもちろん完全オリジナル。シャワー付きのデザインや、水を思わせる水色のおみくじなど細部までこだわりが感じられますね。おみくじを外したトイレの中はピカピカの黄金色です。

パブリックトイレの「洗錬殿」。利用を敬遠されがちな神社のトイレのイメージを変えるべく、一新したそうです。

「一礼して入りたくなるような場所に」とトイレの中には神様が祀られています。「こちらの神様のおかげか、利用する方々がとてもきれいに使ってくださるようになりました」と禰宜の川江正臣さんが教えてくれました。

悪さをしていた蛇が篠崎八幡神社の宮司の導きによって大人しくなり、その後恋患いで涙を流したという民話「蛇の枕石」にまつわる授与品や絵馬も。恋をした女蛇と会えなくなったことで涙を流すという話を聞くと、切なくもかわいさを感じますね。お守りの鈴は涼やかで優しい音が響く「水琴鈴」です。

本殿に向かって右側には蛇が枕にして涙を流したという「蛇の枕石(夜泣き石)」が。恋愛成就や子どもの夜泣き封じにご利益があるといわれます。石自体から自然と木が生えたほどパワーに満ち溢れています。

お正月には今年の干支・うさぎのかわいいおみくじも用意されています。小倉に出かけた時は少し足をのばして訪れてみてはいかがでしょうか。

●篠崎八幡神社

住所:北九州市小倉北区篠崎1-7-1
電話:093-561-6518
時間:参拝自由、授与所9:00~17:00 ※授与所は1/3(火)8:00~19:00、1/4(水)~1/7(土)8:00~18:00
定休日:なし
アクセス:西鉄バス「篠崎橋」バス停より徒歩5分
ホームページ: https://www.shinozakihachimanjinja.or.jp/
Instagram: @shinozakihachimangu.official

※記載している情報は2023年1月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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