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鮨重つむぎ<冬に食べたい!福岡の海鮮ランチ>(2)

鮨重つむぎ<冬に食べたい!福岡の海鮮ランチ>(2)

冬は冷たい海水で魚の身が締まり、寒さから身を守るために脂がのる季節。旬を迎える魚も多く、まさに魚を味わうのに最適な時期です。玄界灘や九州各地で水揚げされた魚が集まる福岡で、気軽に鮮魚ランチを楽しんでみませんか? 最近、話題を集めている人気店をご紹介します。全3回の第1回は福岡市大名「鮨重つむぎ」です。

高級鮨のおいしさを気軽に味わえる名物「鮨重」

2022年7月にオープンした「鮨重つむぎ」は、敷居の高い高級鮨を新しい形でリーズナブルに楽しめると評判のお店。シャリを握らず重箱に敷き詰め、その上にネタを並べた「鮨重(すしじゅう)」のみを提供しています。

扉の先に広がるのは15席のカウンターのみの店内。清潔感のある白木のカウンターや木製冷蔵庫など、高級鮨店の雰囲気が漂います。

こちらのお店は、春吉で人気の創作和食店「振る舞い処 水魚」、「鮨 水魚」の系列店。長年付き合いのある鮮魚店が長浜市場から仕入れる旬の魚が毎日運ばれてきます。

「鮨重」(2,200円)。彩り豊かなネタが格子状に敷き詰められた様子は、箸を入れるのをためらう美しさです。赤酢を使ったまろやかな酸味のシャリに並ぶのは、日替わりのネタ16種類。普通サイズの鮨を16貫食べるのは至難の業ですが、この形なら無理なくいただけますね。1ネタずつ食べるのも、贅沢に2ネタほおばるのも自由。新鮮な魚を使ったネタは薬味が添えられていたり、炙りになっていたりして、飽きることなく食べ進められます。ガリの代わりに添えられた野菜のピクルスは時期によって異なり、この日はカブが使用されていました。

カウンターの品書きには、その日のネタが記されています。いまの時期はサワラやカマスがおいしい季節なので、ネタに入ることが多いそうです。それぞれのネタを味わいながら、自分の好みを知るのも楽しさのひとつです。

醤油は、調節しながらかけられるようにスポイト式の容器で提供されます。カツオ節や昆布を加えた土佐醤油がネタの味を引き立て、味わいに深みを足してくれます。

わさびは、静岡県産の生わさびを別添えでいただけます。おろしたての生わさびは香り高く、辛味も穏やか。好みに応じてリクエストしてみてください。

「鮨重つむぎ」でもうひとつ話題なのが、なんと仕入れ原価のままで提供するウニといくら。ちょっと贅沢したい日には、お値打ちのウニやいくら(ともに時価)を追加してみてはいかがでしょうか。

ビル1階の少しわかりづらい場所にあるので、場所を確認のうえ出かけるのがおすすめです。

●鮨重つむぎ

住所:福岡市中央区大名2-9-5 グランドビル1F
電話:092-401-1521
営業:11:00~14:30(OS 14:00)、17:00~20:30(OS20:00)
定休日:水曜
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅より徒歩6分、西鉄バス「西鉄グランドホテル前」バス停すぐ
Instagram: @sushijyu_tsumugi

※記載している情報は2023年2月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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