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【久留米】だがしや まゑ<久留米の休日さんぽ>(3)

【久留米】だがしや まゑ<久留米の休日さんぽ>(3)

「西鉄福岡(天神)」駅から特急電車に乗れば約30分で到着する久留米は、休日の気軽なおでかけにぴったりの場所。「西鉄久留米」駅の徒歩圏内には、オープンしたばかりのカフェやおしゃれなランチスポット、レトロな雰囲気を楽しめる場所など立ち寄りたくなる場所がたくさんあります。全3回の第3回は「だがしや まゑ」を紹介します。

子どもも大人もワクワクが止まらない!ノスタルジックな駄菓子店

久留米の中心部を散策していると、「日吉神社」のそばに時間が止まったような木造アーケードを見つけました。ここは戦後まもなく闇市として始まった「日吉市場」(通称:日吉村)で、現在は古い建物を活かした飲食店などが軒を連ねています。

その一角に2022年6月にオープンした「だがしや まゑ」は、昭和30~40年頃にタイムスリップしたような錯覚を覚える駄菓子店。目の前にある馬肉料理専門店「つる屋」のオーナー・靏さん夫妻が営むことから、「まゑ」という店名になったそう。古い看板も懐かしさに溢れています。

建物は約75年前に建てられたもので、市場の時代は卵店だったそうです。店をたたんで長年そのままになっていましたが、持ち主に管理を相談された靏さんは中を見て「駄菓子屋をやりたい」と直感。「つる屋」は毎週土曜に「こども食堂」を開くなど、地域の子どもたちを見守って来た経緯もあり、コロナ禍で元気がなくなっている子どもたちが立ち寄って話ができる場所になればと、「だがしや まゑ」をオープンしました。

昔ながらの土間の店内にはぎっしりと駄菓子が並んでいます。変わらないものや新しいもの、さらには海外のお菓子まであり、見ているだけでもワクワクが止まりません。何が当たるかお楽しみのくじ引きもありますよ。

ロングセラーの「モロッコヨーグル」や「ポテトフライ」は今も人気が高いそう。通っていた駄菓子屋さんを懐かしみつつ、思い出の味を楽しみたくなりますね。

外にある縁台で瓶のコーラやラムネと一緒に駄菓子を味わうのも楽しそう。大人にはビールもあります。

奥にはちゃぶ台やブラウン管のテレビ、レコードプレーヤー、ファミコン、アイドルのポスターなど昭和気分を満喫できる一室も。

「大人はこの雰囲気に懐かしさを感じますが、子どもや若い世代には新鮮に映るようです。ここに来る誰もが童心に返り、元気になってもらえるといいですね」と靏さん。子どもも、大人もみんなが楽しめる世界を体験しに、訪れてみてはいかがでしょうか。

●だがしや まゑ

住所:久留米市日吉町26-11 日吉村内
電話:0942-39-6768(つる屋)
営業:15:00~17:00頃 ※変更の場合、Instagramに掲載
定休日:不定
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄久留米」駅より徒歩6分
Instagram: @maemaemae610

※記載している情報は2023年5月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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