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【長崎】珈琲 冨士男<ランタンが彩る冬の長崎名物めぐり>(2)

【長崎】珈琲 冨士男<ランタンが彩る冬の長崎名物めぐり>(2)

もうすぐ長崎の冬を華やかに彩る「長崎ランタンフェスティバル」の季節がやってきます。快適な西鉄の高速バスに乗って長崎におでかけしませんか?ランタンフェスティバルと併せて楽しめる長崎の名物や名店も紹介します。全4回の第2回は「珈琲 冨士男」です。

今年で創業78年。長崎で愛される純喫茶

戦後まもなくの1946(昭和21)年に創業した「珈琲 冨士男」は長崎の喫茶文化を語る上で欠かせないお店です。小説家・遠藤周作の著書「砂の城」の一説にもコーヒーのおいしい店として登場し、古くから名店として親しまれていたことがわかります。

店舗が連なる「鍛冶市通り」の端に位置する「珈琲 冨士男」。“冨士男”という店名は創業した初代の名前から付けられたそうで、現在は冨士男さんの甥にあたる川村達正さんが店を切り盛りしています。

店舗は昭和40年代に建てられたもの。シャンデリアや重厚感のある椅子、小さめのテーブルなど、懐かしい喫茶店の雰囲気をそのまま残す貴重な空間です。オープン直後におじゃましたのですが、常連や旅行客などが次々と席を埋め、人気ぶりを感じました。

人気のフードメニューはサンドイッチ。エッグサンドやハムサンド、野菜サンドなどの定番から、バナナサンドやハムパインサンドなどめずらしいものまで揃います。今回は「フルーツサンドセット」(990円)を注文。ドリンクはコーヒー、紅茶、ミルクのなかからコーヒーを選びました。

季節のフルーツをたっぷり使った「フルーツサンド」。注文後、生クリームを立てる音が聞こえてきて、期待が高まりました。しっとりふわふわのパンに、乳脂肪分が高くコクのある生クリーム、そして彩り美しいフルーツが三位一体となったフルーツサンドは、最後の一切れを食べるのが惜しいほどのおいしさでした。

オリジナルブレンド「冨士男ミックス」を使用し、ネルドリップで淹れられるコーヒーは苦みと酸味のバランスがよく、すっきりとした味わいです。

「冨士男ミックス」は、専属の焙煎士が焙煎した複数の豆をミックスして作られる「アフターミックス製法」で仕上げられています。あらかじめブレンドした豆を焙煎する一般的な製法に比べ、豆それぞれの個性を引き出すことができるためこの製法を取り入れているそうです。

長崎散策の休憩はもちろん、モーニングやランチにもおすすめ。「珈琲 冨士男」でおいしいコーヒーを楽しんでみてください。

●珈琲 冨士男

住所:長崎県長崎市鍛冶屋町2-12
電話:095-822-1625
営業:9:30~17:00(OS16:30)
定休日:木曜
アクセス:西鉄高速バス「大波止」バス停より徒歩15分、長崎電気軌道「思案橋」電停より徒歩2分
ホームページ: https://www.coffee-fujio.jp/
Instagram: @coffee_fujio

※記載している情報は2024年1月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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