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【福岡】ショコア<福岡のチョコレートスイーツ>(2)

【福岡】ショコア<福岡のチョコレートスイーツ>(2)

2月14日はバレンタインデー。今回は、オーガニック素材で作る華やかなチョコレートから店内でしか味わえないデザート、厳選したカカオが香るこだわりのクラフトチョコレートまで、福岡の注目店をセレクトしました。甘くとろけるチョコレートのおいしさを求めて、出かけてみませんか?全3回の第2回は福岡市中央区の「XXOCOA」です。

芸術的なチョコレートデザートを趣ある和空間で

2020年のオープン以来、福岡の甘いもの好きを虜にしているのがこちら。日本古来のもてなしの食事「饗膳(きょうぜん)」をテーマに、和と洋を掛け合わせたチョコレートスイーツを提供している専門店「XXOCOA(ショコア)」です。

ガラスの扉を開いた先には、数寄屋建築を取り入れた和モダンな空間が。ショップスペースには、素材、食感、造形にこだわり抜いたチョコレート菓子が並んでいます。「ショコア」という店名は、カカオの語源である「XOCOLATL(ショコラトル)」に由来するそう。「チョコレートの神秘性なストーリーを背景に、五感を満たしてくれる特別なチョコレートづくりを目指しています」と、パティシエの伊藤碧さんは話します。

材料として用いるチョコレートはすべてオーガニック・フェアトレードのもの。てんさい糖やマヌカハニー、有機カカオといった副素材にもこだわりが光ります。なかでも人気は、満月をモチーフにしたという「ルナサンドクッキー」(1個450円〜)。サクッホロッとしたクッキーの食感と、風味よくなめらかなチョコレート、2つのバランスが絶妙な一品です。

「ルナサンドクッキー」はアーモンド、イチゴ、抹茶、ココナッツ柚子など6種類の味わいがそろい、スタイリッシュなパッケージも魅力的。リッチなおいしさの「ボンボンショコラ」や、マヌカハニーを幾重にも重ねた「マヌカトルテ」もおすすめで、あれこれ目移りしてしまいます。

さらに「XXOCOA」には、月・火・土・日曜に営業するカフェ「TABLE」も併設。茶室を思わせる数寄屋造りの空間で、チョコレートをテーマにしたアシェットデセール(皿盛りデザート)やパフェ、ドリンクなどを味わえます。

デセールメニューは定番と季節替わりで3、4種がそろい、すべて注文ごとにパティシエが目の前で仕上げてくれます。合わせる素材によって数種類のオーガニックチョコレートを使い分け、ガナッシュやクッキー、ソース、アイスクリームに至るまですべて手作り。プロの手さばきを間近で見ることができるのも醍醐味です。

こちらは“燃えるチョコレート”を意味するデセール「スフィアフラム」。中身は季節によって替わり、取材時は栗をテーマにした「栗のスフィアフラム」(2,200円)でした。バニラとレモンの皮を漬けた栗のお酒に火を放ち、静かに垂らしかけると、ビターショコラの球体は青く美しい炎に包まれます。

中にはモンブランクリーム、キャラメルムース、ヌガーグラッセ、カシスのガナッシュ、洋栗のマロングラッセや熊本産の和栗のアイスクリームなどが詰め込まれ、チョコレートが溶けた姿はなんとも芸術的。全体的に甘さを抑えた大人な味わいで、ほろ苦さや酸味のアクセントもたまりません。

3種類のチョコレートをブレンドし、水蒸気の力を利用してフワフワな口当たりに仕上げた「ショコラショー」(800円)や一杯ずつたてる抹茶、デザートワインを合わせるのもおすすめ。五感を満たすチョコレート体験を、ぜひ楽しんでみてくださいね。

※2024年2/9(金)〜2/12(月・祝)、2/14(水)は「TABLE」の予約不可。先着順での案内になります。

●XXOCOA(ショコア)

住所:福岡市中央区大名1-8-38 daimyo509 1F
電話:092-791-3233
営業:11:00〜19:00(「TABLE」のOS18:00)
定休日:水曜 、「TABLE」は火〜木曜 ※2024年2/14(水)は営業
アクセス:西鉄バス「赤坂門」バス停、「警固一丁目」バス停より徒歩4分
HP:https://xxocoa.com
Instagram:@xxocoa_2020

※記載している情報は2024年2月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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