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- 2025/07/24 Thu.
【福岡】MISO<福岡の最旬かき氷2025>(2)
暑い日が続く季節、かき氷を食べて体の中からクールダウンしませんか。この夏食べたいのは氷の削り方や手作りのシロップ、素材の組み合わせなど、細部までこだわった進化系かき氷。いま福岡で話題を集める旬のかき氷を集めました。全3回の第2回は福岡市城南区「MISO」です。
足をのばして出かけたい、おしゃれな空間で味わうかき氷
福岡市城南区神松寺に昨年誕生した「FOUR SHARE SHINSYOJI.」は喫茶店や器店などが入る古民家シェアテナント。2024年8月、その一角にかき氷とスイーツのお店「MISO」がオープンしました。
道路と同じ高さですが建物の地下部分となり、もともとは掘り込み車庫だったスペースを店舗に改装しています。
モルタルで仕上げられたグレーの空間に「アーコール」のヴィンテージチェアが並ぶ店内。和の雰囲気を感じるかき氷店が多い中、カフェのようにスタイリッシュな雰囲気が新鮮です。
こちらを切り盛りする店主・鈴木さんはカフェを営んでいた頃にかき氷の奥深さを感じ、独学で研究を開始。「氷はすぐに溶けるというのが、難しいところでも面白いところでもあります。お客さまに提供した直後だけでなく、最後にスープ状になった時までおいしく召し上がっていただけるようにレシピを考えています」と語ります。
氷の削り方にもこだわりがあり、その日の湿度や、使うシロップに合わせて削り方を変えるのはもちろん、ひとつのかき氷を作る時も、場所によって削る厚さを調整しながら仕上げているそうです。
夏季の間、かき氷は5~6種類用意されていて、Instagramでメニューを確認できます。鈴木さんが大切にしているのは、旬の食材を使うこと。「とうもろこし/みたらし」(1,800円)は夏が食べごろのトウモロコシをたっぷり使った一品です。
トウモロコシとみたらしのあまじょっぱさがたまらないシロップは粒感を残した食感も楽しめ、中に入ったアーモンドキャラメリゼ、自家製プリンと一緒に食べると味わいが変化し、もうひと口もうひと口とスプーンが止まりません。
上にかけられたグラナパダーノチーズも風味と塩気のアクセントに。トリュフと蜂蜜バターのクルトンなど、ほとんどのトッピングや中に入る素材は自家製で作られています。
「赤紫蘇/ヨーグルト」(1,600円)は、繊細に折り重なる氷に赤シソとヨーグルトのシロップが浸透する美しい一杯。トップの練乳クリームに添えられた赤紫蘇のマイクロリーフがかわいいですね。
中にはブルーベリーとシナモンのコンフィチュール、青紫蘇と白ワインのジュレが入っていて、清涼感のある味わいです。なかでもシナモンとブルーベリーの組み合わせに、思いがけない相性のよさを感じることができました。そして、氷が溶けてスープ状になっても全体が薄くならないように考えられているので、最後のひと口までおいしくいただけました。
かき氷のほかに、焼菓子やプリンなどのカフェメニューも楽しめます。天神や博多から西鉄バスに乗れば30分ちょっと、六本松からは10分ほどで到着する神松寺の話題のスポット。シェアテナントの建物内にはほかにも素敵なお店が入居しているので併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。
●MISO
住所:福岡市城南区神松寺1-21-9
電話:なし
営業:12:00~18:00
定休日:不定 ※Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「神松寺一丁目」バス停すぐ、「友丘」バス停より徒歩2分、「長尾五丁目」バス停より徒歩3分
Instagram: @miso.fuk
※記載している情報は2025年7月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。